2021年1月時点では、多くの花嫁さんが「通常の挙式・披露宴で決行予定」と回答していました。さらに、現在では式場の感染予防対策も万全に行われています。またフェイスガードやアルコール消毒、飛沫防止のうちわなど、花嫁さんたちの用意するアイテムも、感染予防を考えたアイデアも多数登場しています。
一方で「延期・再延期」について悩んでいる花嫁さんは全体の18%を占めているということもわかりました。コロナの流行の波があるため、延期に延期を重ねているカップルがたくさんいるのも事実。
では、カップルたちがどのような軸で結婚式の決断を行なっているのか見ていきましょう。
コロナ禍に「結婚式延期」を決断した理由
開催を決断した花嫁さんたちと同じく延期をしてもいつ開催できるかわからないという声もありましたが、式場側の延期料無料などが後押しになるケースが多く見られました。
また、1年以上先に延期したという花嫁は約20%。妥協せず自分たちの希望を叶えたいという思いだけでなく、参加するゲストたちが不安なく来れるように長めに延期したというのが主な理由のよう。
開催地ではコロナ感染者数が落ち着いているという場合でも、遠方からの参加者が多い場合は、その動向を気にするという花嫁も。
コロナ禍に結婚式を中止した意見
中止したカップルの実際のお声
・コロナの状況がどうなるかわからない。
・感染リスクがある上でゲストを招待しづらい。
・家族と話し合い、先輩花嫁にアドバイスをもらい、先に子どもを作り、後で完全に落ち着いて、その時に挙げたいっね思ったらあげようということになった。6月はまだ先だから、様子を見る案もあったが、先の見えない不安と、増えていくキャンセル料の負担が苦しいと感じたため、今キャンセルするに決めました。
・家族と相談して決めた。お世話になった人たちに感謝を伝える会なのに、結婚式に呼びたいほど大好きな人たちに迷惑をかけるのは避けたいという気持ちになり、中止した。結婚式に参列するかしないかの判断をさせることから既に迷惑かなという結論に至った。また、祖父母にきてほしいとなると、大人数での会食はむりと判断した。
延期の目処が立てられなかったり、感染リスクを考えて中止を決断した様子。
ただ、「コロナが落ち着いたらあげたい」、「機会があればあげたい」が大多数をしめており、中止した層であっても結婚式の開催には前向きでした!
延期・中止のキャンセル料はかかる?
結婚式の本予約後のキャンセル料は一般的には「見積もりの○%」で、そのパーセンテージは挙式・披露宴までの日数で異なります。具体的には結婚式場によって異なりますが、下記の一例をひとつの目安として考えておくと良いでしょう。
<結婚式のキャンセル料の目安>
挙式日の179日~150日前まで/申込金の全額+実費
149日~90日前(約3ヶ月前)まで/見積もり金額の20%+実費
89日~60日前(約2ヶ月前)まで/見積もり金額の30%+実費
59日~30日前(約1ヶ月前)まで/見積もり金額の40%+実費
29日~10日前まで/見積もり金額の45%+外注解約料(司会など)+実費
9日~前日まで/見積もり金額の45%+外注解約料+納品済み物品代金
挙式・披露宴当日/見積もり金額の100%
※見積もり金額はサービス料を除きます。
なお、結婚式・披露宴自体を“中止する”場合と、“日程を延期する”場合とでは式場の対応も異なります。
延期する場合もまずは約款や契約書を確認する必要がありますが、余裕をもった先の日にちへの変更なら料金がかからないことが多くあります。
※一部の結婚式場は、延期についても中止時と同じように変更料として日数に応じた「見積額の◯%」がかかることがありますのでご注意ください。
結婚式を中止したけど、やっぱり開催したい!
一生に一度のことなので結婚式は中止にしたけど、開催したいと願うお二人も多くいます。コロナをきっかけに、少人数ウエディングやオンラインウエディングなど、結婚式のスタイルも多様化したので、自分たちの理想が叶う方法を見つけるのもおすすめです!
<オンライン結婚式>
新型コロナウイルスの感染予防などを考慮した、新しい結婚式の形「オンライン結婚式」。自宅にいながらもみんなで集まってお祝いができるということで、注目しているカップルもたくさんいます。今ではさまざまなオンライン結婚式があり、ふたりのスタイルに合わせた形での開催が行われています。
オンライン結婚式の種類としては、主に下記が挙げられます。
・ふたりで企画・準備を行い、ゲストとコミュニケーションを取りながら進むオンライン結婚式
・結婚式場やプランニング会社に依頼して行うオンライン結婚式
式場に依頼する場合、ゲストにお料理が届けられるなどのサービスがあるところも。ご祝儀はオンライン決済で、相場は5,000円以下と、通常の結婚式とは異なる部分もありますが、遠方のゲストや子どもがいるゲストにとっては参加しやすさもあるようです。
まとめ
やっとの想いで決めた結婚式も、新型コロナウイルスの流行という未曾有の事態で思いがけず頭を悩ませているカップルが多くいますが、ふたりが納得する決断をすることが大事ですね。
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延期したカップルの実際のお声
・人生でたった1回のことですし、来てくれるゲストの皆さんにも安心して出席してもらいたいので、来年に延期しました。
・家族と話し合い。緊急事態宣言が出る前に、増えてきたので不安を感じたから。契約時にコロナを理由に延期しても費用がかからない特例が規約にあったから。
・当初の予定では2020年4月の結婚式開催を予定しており、2020年10月に延期しましたが、さらに2021年10月に再延期しました。そして現在ありがたいことに子供を授かったため、2024年春ごろに再々延期する予定です。夫と両親と話し合いました。
・来年の春までには落ち着いていると思い、延期を決めました。もしその時期に実施できないのであれば、内容の縮小など変更しての実施を考えています。
・緊急事態宣言が出たため、来てくれる予定だった人達が来れなくなったから。