人前式を徹底分析
人前式とはその名の通り「人=列席者」の前で、結婚の誓いをする挙式スタイルです。その為、自由なウエディングスタイルが叶い、おふたりらしさが際立つ挙式でもありますね。
結婚式に欠かせない挙式シーン「人前式」とはどのような進行になるのか一例をご紹介しましょう。
・列席者入場、着席
受付を済まされた列席者は挙式会場へ進み着席します。挙式会場はチャペルを利用する場合もありますが、主には披露宴会場で行う場合もあります。
・新郎新婦入場
列席者がご友人のみであればおふたり一緒に入場し、ご両親も列席の際には先に新郎のみ入場し、新婦はお父様と共に入場いただけます。
・開会宣言
皆さまお揃いになったところで、司会者より開会宣言を行います。
・誓いの言葉
列席者の前で、おふたりは誓いの言葉を述べます。
・指輪交換
誓いの言葉の後には、誓いのしるしとして指輪交換を行います。誓いのキスも行う場合には、この流れで行うのが良いでしょう。
・結婚証明書に署名
昔は結婚証明書ではなく婚姻届けに署名・捺印していましたが、近年では挙式前に入籍されることが多い為、結婚証明書を用意し署名することがほとんどですね。
また、結婚証明書には列席者の署名欄が設けられているものもあるので、ウェイティング中にゲストへ記入いただいても良い想い出に残ります。
・結婚宣言
司会者より、皆さまの承認を得ておふたりが夫婦になったことを宣言いたします。そして司会者より列席者へ賛同の拍手を求めます。
・新郎新婦退場
チャペルなど披露宴会場とは別場所で行っている場合には、ここでおふたり一緒に退場となります。披露宴会場で行う場合には、退場せずに宴へと進みます。
いかがでしょうか?進行が司会者ということもあり、それぞれの進行に対して自由なウエディングを執り行うことが出来そうですね!
つまり、列席者の前で結婚を誓えさえすれば、それは「人前式」として正しい儀式となります。
では一例の他に、どのような進行があるのでしょう?今まで行った例を少し紹介しましょう。
・フラワーボーイ、フラワーガール
新郎新婦入場時、おふたりを先導する形で子どもゲストが花びらをまいて祭壇まで歩く。想像するだけでも微笑ましいシーンですね。小さな子どもゲストが列席する場合におススメです!また、指輪交換のリングピローを運ぶリングボーイ・リングガールも有名ですね。
・立会人代表
人前式ならでは「列席者=立会人」の代表者として、とても親しい友人へ依頼します。役割は「新郎新婦のお世話係」ですね。ドレスの裾を直したり、指輪交換時にブーケを預かったり。メジャーな役割は「結婚証明書」に立会人代表として署名するなどですね。
・リボンワンズ
新郎新婦退場時、フラワーシャワーの代わりにリボンワンズにて「おめでとう~!!」の気持ちを込めてリボンを大きく振る演出です。見た目もきれいで会場が華やかになり、フォト映えも狙えます!レストランで散らかるフラワーシャワーを避け、感染症対策としても人気が高まっています。
・オンライン参加
列席者は友人のみだけど、挙式は親族にも見て欲しい!という新郎新婦のご希望に沿い、オンライン接続にて親族や遠方のゲストを繋ぐことも。親族代表としてご家族からメッセージをいただくシーンも素敵です!
キリスト教式・神前式との違いは?
人前式について紹介してきましたが、他にある「キリスト教式・神前式」とは何が違うのでしょうか。
大きな違いは新郎新婦が「誰に対して結婚を誓うのか」ですね。人前式は列席者に対して結婚を誓いますが「キリスト教式・神前式」は「神様」に対して結婚を誓うため、それぞれ宗教上のルールが発生します。また、フォト撮影が自由に出来ないなどゲスト側への制限もチェックが必要です。
そして人前式は自由な故に予算の心配もなく、進行も披露宴と同じ司会者が対応するため、ほぼ費用はかかりませんが、牧師さんや生演奏などの手配には費用が発生することも大きな違いですね。
2つの家族が一緒になる大切なシーンとなりますので、新郎新婦お互いの宗派・宗教を知り必要に応じた形式で執り行うことが大切ですね。簡単ではありますが、以下にそれぞれの特徴を知っておきましょう。
キリスト教式
チャペルにて神様に愛を誓う神聖で厳かな挙式スタイルです。新婦は純白のウェディングドレス、新郎はタキシードを着用。新婦お母さまのベールダウンやお父様とのバージンロードを歩くシーンが印象的ですね。
必ずしもキリスト教徒でなければ挙げられない訳ではないのですが、一部教会では条件次第で挙げられないことも。事前に確認しておくと良いですね。
神前式
神前式は少し他と異なり、家と家を結び付けるという考え方があります。神職と巫女が両家の縁結びをする挙式スタイルです。
ここでの特徴は、盃を重ねることにより「家と家」の固い絆を結ぶ「「三々九度の盃(さんさんくどのはい)」を交わし、玉串にふたりの心を乗せて神に捧げる「玉串拝礼 (たまぐしはいれい)」などの儀式を通して、神様におふたりの結婚を報告します。
神殿が併設されていれば、神社でなくとも挙げることができます。
少人数に適した挙式スタイル
最近はコロナ禍という情勢もあり、大人数で豪華なチャペルでの挙式から100名以上収容可能なバンケットでの披露宴開催が少なくなり、レストランウェディングの需要が増えてきました。
とはいえ、結婚式に大切な儀式として簡単な形式でも挙式したい!という新郎新婦に「人前式」が好まれます。ブライダル業界でも人前式向けに用意されたアイテムも多く感じます。
1.5次会パーティーや二次会パーティーをひとくくりにレストランウェディングとして、ゆとりのある着席スタイルの中、高砂にて人前式を行い、そのまま宴がはじまる。
列席者としては会場の移動がなく、おふたりが結婚を誓うことの承認者となれるため、負担が無く祝福の喜びを感じていただけるようです。
そして予算面も、少人数でも人前式なら費用がほぼかからず会費内で開催できますね!
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