今選ばれている!親族のみの結婚式
80~100名、それ以上の規模も珍しくなかった、ご結婚披露宴。しかしコロナ禍、大人数が一堂に会するウエディングパーティーはまだまだ実現が難しいのが現状です。
そもそも、私たちがパーティーをお手伝いしている中、ここ数年は大規模な結婚式からプライベートなウェディングパーティーをご希望される新郎新婦様が多くなっていた印象でした。
ゲストハウス・家族婚・ガーデンウェディング・費用を抑えたい、など、ブライダル業界へのご要望が多様化していった流れがあったように感じます。
それが、新型コロナウイルスの流行によって、予想以上のスピードで進みました。今や、少人数パーティーのお問合せの方が大多数を占める勢いです。両親・親族・友人・職場の方々など、多岐にわたるゲスト様とではなく、ごくごく親しい間柄の家族親族の方のみをご招待する。
そのようなパーティーの場合はどのようなところに注意して準備をしたらよいのでしょうか?詳しくご紹介させていただきます!
どんな会場で行ったらよいの?
それでは、まずは会場のチョイスから考えてゆきましょう。両親・家族・親族をお招きするにあたっては、やはりそれにふさわしい格式を備えた会場を選びたいもの。
挙式、披露宴会場などは元々設備が整っている分、様々な面で安心ですね。しかし設備・装飾・お食事のクオリティーなど高級なものを求めれば自ずと価格もアップしていくもの。
そこで、お勧めなのはレストランや、ホテル等の施設内にあるパーティー会場です。一口に「レストラン」といっても、その内容は様々。
しっかりとしたコース料理を提供できる会場をセレクトすれば、ある程度費用を抑えながらも美味しいお食事も堪能していただけます。
1.5次会や二次会をコンスタントに行っている店舗ならスタッフ様もパーティーに慣れているため、オペレーションの面でも比較的安心です。
また、通常なら結納や顔合わせで利用されているようなレストラン内の個室も、参加人数様によっては利用できる場合があります。
全貸し切りですと費用も上がってきますが、人数様に見合ったコンパクトなスペースを利用することによって、低予算でのウェディングが実現しやすくなります。
但し、狭すぎるパーティースペースだとラウンドに支障が出てしまいます。当日はドレスで動き回るイメージをしっかりとしておきましょう。
また、親族をお招きする場合はゲスト様の状態に応じて、必要な設備の確認もするようにしましょう。例をいくつか挙げさせていただきます。
ご年配のゲスト様への配慮(足の調子がお悪い方がいらっしゃる場合など)
・駐車場の場所
・駐車場や最寄り駅からどれくらい歩くか
・段差が少ないかどうか
・バリアフリートイレを完備しているか
お子様連れのゲスト様への配慮
・授乳、オムツ替えスペースがあるかどうか
・キッズメニューに対応が可能かどうか
・アレルギー対応が可能かどうか
・会場側で準備が難しい場合離乳食等持ち込み可か
ご遠方の方や体調がすぐれない方など様々な要因で会場にお越しになるのが難しいゲスト様には、オンラインで参加していただくのも良いかもしれませんね。
ゲスト様のご要望も伺いつつ、ご無理のない形で式に参加していただきましょう。
とはいえ、上記はあくまでも一例。あまり神経質にならず、ゲスト様の状態に応じた最低限の設備を備えている会場であれば充分おもてなしは可能であると思われます。
後は雰囲気など、おふたりのお好みも大切に、会場をチョイスしてゆきましょう!
会費制・ご祝儀制については基本、主催者である新郎新婦様のご意向によってお選びになると良いでしょう。
どちらにしろ親族の皆様が戸惑わないような内容でご招待のお声がけをするにはどうしたらよいか?ご両親とご相談し、アイデアをもらうのも良いかもしれません。
会場決定の前には、どれくらいの金額が会費もしくはご祝儀で賄えるのか?大まかな試算をしておきましょう。
そこからお食事プラン等の費用を差し引くとどのような概算になるのか?新郎新婦様のご予算に見合った、ご無理のない会場選びを意識してみてください。
少人数だからこそ、ゆったりと会話を楽しんで
親族のみという、長年お世話になった近しい間柄のお食事会では、やはりご歓談のお時間を大切にしたいものですよね。
テーブルの配置は、高砂と円卓に限らず、長テーブルに新郎新婦様含めた皆様で着席するのもOKです。
テーブルラウンドをする場合でも、大人数の披露宴の場合はお時間が限られていましたが、少人数親族食事会の場合は比較的ゆったりとお時間を取る事が可能です。
例えば新郎新婦様が1卓の親族とお料理1品召し上がるごとに、別のテーブルへご移動される、といった演出も良いかもしれません。
パーティー会場と相談の上、ベストな進行、席次を決めてゆきましょう。
お勧めのパーティー演出は?
また、せっかくの貴重なお時間。ただお食事だけではもったいない?!ご歓談以外にも、皆様で楽しめるイベントを企画する事がお勧めです。
お食事会の前に、挙式(人前式)を行うパーティー構成はいかがでしょうか?
人前式の内容は指輪交換やおふたりからの結婚報告、証明書のご署名などが主となります。
チャペルなどの設備が必ずしも必要ではなく、新郎新婦様と親族がお集まりになれるスペースがあればレストラン会場でもご実施可能。費用のご負担が少なく、手軽にセレモニー感が演出できます。
また、お相手がご親族になりますので、おふたりのご幼少のお写真などをふんだんに盛り込んだプロフィールムービーは懐かしい思い出と共に、お喜びいただけそうですね。
エンドロールやメッセージカード、お手紙などで、いままでの感謝の気持ちをお伝えするのもお勧めです。
尚、ソーシャルディスタンスを意識した工夫が必要にはなりますが、全員集合写真はできれば残しておきたいフォトシーンです。一生の記念になりますよ!
細やかなおもてなしで、感謝の気持ちを伝えよう!
家族のようなお付き合いの親族の方々。ご結婚式の後も何かとお会いするご機会もあることでしょう。
お幸せなお食事会というお時間を設けることによって、新郎新婦様と親族の皆様の絆が深まるのはもちろん、親族同士の皆様にとっても素晴らしいお時間となるのではないのでしょうか。
記念すべきお時間。楽しい会になったら良いですね。恥ずかしがらずに日頃の感謝のお気持ちをしっかりとお伝えしてみましょう!
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