お悩み相談『ご祝儀を先にいただいた場合の会費制結婚式どうすればいい?』
コロナ禍で予定していた挙式・披露宴をキャンセルすることに。その際、一部の親族からご祝儀をいただきました。コロナが落ち着いたタイミングで、少人数で会費制のウェディングパーティーを考えています。
会費制パーティーを行う際には、ご祝儀をいただいた方からは会費をいただかず手ぶらでお越しいただきたいと考えています。その場合、受付ではどのようにすればいいのでしょうか。
このように、ご祝儀をいただいてしまっている方を会費制結婚式に招待したい場合、どうすればいいのか悩んでいる新郎新婦は少なくないようです。ここでは、どのようにしたらいいのか、抑えるべきポイントをご紹介します。
【ポイント1】両家を合わせる
例えば、新婦側の親族からはご祝儀をいただいているから、新婦側からは会費を受け取らない、新郎側のみ会費を受け取る。というのは、不公平感が出てしまいオススメではありません。会費もご祝儀も受け取らない場合は、受付を置く必要もないので、新郎側の受付はあるのに新婦側の受付はない、というのはとても不自然な光景になってしまいます。
まず会費を支払うゲストがいる場合は、必ず両家の受付は設置するようにしましょう。友人も招く1.5次会スタイルでも同様です。レストランの個室などで少人数の食事会形式で行う場合は、レストランの入り口または個室の入り口に受付を用意してもらいましょう。
【ポイント2】ゲスト間を合わせる
受付の方にリストを渡し、ご祝儀をすでにいただいている方をチェックしておいて、その方がいらっしゃったときには会費を受け取らない、と受付の方に協力してもらう方法もあります。ですが、「この方からは会費をもらい、この方からは会費をもらわない」、としていると、中には事情を知らず不公平感を感じてしまうゲストも出てしまうのではないか、という心配も。ゲスト間もできるだけ同じ対応で進められるようにするのが好ましいでしょう。
【実例紹介】ご祝儀をすでにいただいているゲストへの対応例
●受付ではゲスト全員から会費をいただき、事前にご祝儀をいただいているゲストへは「御車代」などという形で式の最中やお見送りの際などにお返しする。
●招待状を送る際に受付で会費の代わりに渡してもらうご招待チケットのようなものを同封しておく。さらにそのチケットも封筒に入れて当日ゲストに持ってきていただけば、受付では封筒の中身は見えず、会費を支払っているように見えるため不公平感が出ず、受付もスムーズに運ぶことでしょう。
大事にしたいこと
住んでいる地域や、年齢によって、ブライダルにおける考え方は、ゲストも新郎新婦も両親も様々です。どの方法が正解、と決めるのは難しいものです。
そのため、大事なのは両親もしくは家族を交えて相談すること。そして、当日の対応について事前にこちらの意向をきちんと親族に説明しておくことです。
中には、「新郎新婦がそう言っていても、費用もかかるし、やっぱり会費は出した方がいいんじゃないかしら・・」と思ってくださる親族もいらっしゃるかと思います。ですので、両親からも直接親族に伝えておいてもらうと、家族にも親族にも安心して当日参加していただくことができるでしょう。
また、引菓子やプチギフトは、来ていただいたお礼としてお渡しするものなので、会費をいただく、いただかないに関わらずゲスト全員同じものをご用意するのがよいでしょう。予算に無理が生じない範囲で、お二人の気持ちが伝わるようなおもてなしを。
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