時代に合わせたウェディングのカラクリ教えます

これだけは避けたい!?結婚式二次会ゲームの失敗事例~前編~

結婚式二次会を企画する際、まず初めに思い浮かぶのは「ゲーム何しよう?」という方は多いと思います。本コラムではエモパ!がこれまで35,000組のお客様のパーティープロデュースをしてきた実績から、これだけは避けた方が良いという失敗事例をご紹介いたします。ゲストに満足いただくためには過去の失敗事例を参考にすると良いでしょう。

結婚式二次会

ゲーム発案者と参加者の立場の違いを理解する

具体的なゲームの内容を考え始める前提として理解しておくべきは、ゲームの発案者や企画者(新郎新婦や幹事)と実際にパーティー当日に参加されるゲストとは立場が全く違うということを理解しておくと良いでしょう。


例えば、企画側は「男女の出会い」の場になるといいな♪と思っていても、参加者の多くが既にパートナーが存在していたら満足度は下がってしまうかもしれません。


また、ゲストがたくさんのコミュニティから構成されている場合、内輪ネタが多すぎるとしらけてしまう可能性が高いです。


企画者は時には数か月前からゲームがどうやったら盛り上がるか?を考え、練りに練って当日を迎えることとなりますが、参加するゲストは当日初めて見るゲームルールです。

あまり複雑にしてしまうと積極的に参加してくれる方が少なくなり、盛り上がりに欠けることも見てきました。

意外と失敗事例の多いチーム戦

参加するゲストをいくつかのチームに分け、ポイントを競うようなゲーム構成を望む方は多くいらっしゃいますが、実はエモパ!では「チーム戦」はあまりおススメしておりません。


何故なら、以下のようなデメリットがあるからです。
・当日欠席者が居た場合、チーム編成を組み替える必要が出る
・限られた二次会の時間の中で、チーム分けにかける時間が実は長くかかることもあり、もったいない
・初対面の方と上手に楽しめる方ばかりではないため、その方の満足度が下がる

ゲスト人数の多い二次会ほど、上記のデメリットは大きくなる傾向にあります。二次会は気心が知れた仲間と久々に会う場でもあるため、ゲームも同じ価値観を持った仲間が近くにいて進行した方が盛り上げやすいですよ。

景品で陥りやすい失敗事例

主催者である新郎新婦様から伺うことが多いのですが、「できればゲスト全員に景品を持って帰ってもらいたいんです(豪華なものでなくても)」
景品は贈呈するだけでも、

当選者を前にお呼びし ⇒ 新郎新婦から手渡し ⇒ 当選者から一言コメント ⇒ 記念撮影と一人あたり2,3分はかかりそうですね。

これを数十人個別に行うのは流石に無理がありますし、景品10個準備しても全員個別に渡していたらそれだけで20~30分かかってしまいますね。景品はもちろん二次会の盛り上げポイントではありますが、何個景品を用意するかは、ゲーム内容や所要時間を加味して現実的に決めていかれると良いでしょう。


どうしても多くの景品をお渡ししたい場合は、同じ景品を複数個準備したり、受け渡しは別途行うなど工夫が必要です。

「全員参加型」から「8:2の法則」へのパラダイムシフト

これもお客様からの要望として多いのですが、「全員参加型のゲームがしたいんです♪」というご要望です。


二次会パーティーに参加したことのある方は是非想像してみてください。ケーキカットや余興などのイベント時に会場の後ろや端の方で話をしているグループがいたこともあるのではないでしょうか?


100名の二次会なら10名~20名、40人のパーティーでも4名~8名くらいはそのようなグループは存在します。(これはそのような方たちを非難するわけではなく、事実そのような方がいらっしゃったのを筆者も多くのパーティー現場で見て参りました。)


世の中には「8:2の法則」なんていうものもあるくらいですから、企画段階からある程度割り切って、全体の80%の方に楽しんでもらうとしたらどんなゲームやどんな景品が良いか?という思考にチェンジすると良いでしょう。
新郎側・新婦側・地元・高校・大学・社会人・その他と様々なコミュニティから集まる二次会なので、100%完璧を求め過ぎて失敗してしまうことの無いようにお気をつけください。

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